私の考える最もよい歯科治療は、「患者がニコニコしてご来院され、ニコニコしてご退院される」こと。もちろん最初から笑顔で歯医者にお越しになる方はいません。しかしこいけ歯科の治療をご信頼いただき、「あそこなら安心だ」と思っていただけるようになれば、みんなが笑っているクリニックが実現できる。そう考えています。
やはり基本は「自分が嫌だなあと思う治療はしない」こと。自分が患者だったらこうしてほしいな、と思う治療をするのがポリシーです。そのためには技術力の向上ももちろんですが、信用される歯科医であることが大切です。歯科医療を駆使しながら、ベーシックなものも大事にします。都合の悪いことを隠さず、当たり前な治療を当たり前に、丁寧に、しっかり正確に行います。
お金をかけなければよい治療を受けられない、そんなクリニックにはしたくありません。歯科衛生士、歯科技工士の仲間たちと手を取り合い、チーム医療で、全力で取り組みます。
私は父の仕事の影響もあり、歯科医の仕事は建物に似ているな、と感じています。歯は、治療した結果がはっきりと残るもの。ほかの歯科医がみれば「どんな仕事をしたか」がすべて見えてしまうものなのです。
ですから、よいことも悪いことも患者さまにご説明し、その上での患者さまのご選択を尊重し、誰にも恥ずかしくない仕事をしながら最善のゴールに向けて一緒に手を取り合って進めたらと思います。
歯科医 小池敏克